①で車よりもバスに乗った方がお得だよ、と
書いたのですが、今は時代の流れ的にバスがいい時代になってきました。
2019年に起こった池袋の暴走事故以来、全国の高齢者が、
「やっぱうちら年寄りが車なんか運転しちゃダメだよね」
という感じで免許を返納する方が続出。
その大きなトレンドの波は車社会の秋田にも訪れました。
65歳以上であれば、秋田市はバスが片道100円になります。
それも相まって最近バスはとても混んでいます。
バス業界に追い風が吹いているんですね。
追い風もありますが、少子高齢化による運転士さん不足もあり、
バスを減便せざるを得ない状況になりピンチでもあります。
そんな中、①のような記事を書いたら更にバスに追い風が
吹いてしまって、むるむがバスに乗れなくなってしまう
かもしれないので、本当はこれ以上の追い風を吹かせたくないんですけどね(笑)
最近はJRの経営が苦しくなってきてしまったので、バスよりもみんな
電車に乗ってね!と言いたいのが本音です。
地方のバスの料金が高いことについてもうちょっと補足すると、
秋田市って秋田市だけで大阪府の約半分の面積があるんです。
つまり広いんです。
東京や大阪のバスと違って狭い所をぐるぐる走るわけではないので、
燃料の油をたくさん消費します。
だからどうしても高くなってしまうんです。
高くても①で書いた通りの額を節約できるので車がいかに金食い虫かが
わかります。
行きつけの美容室の美容師さんが、車なし生活約15年の大先輩なのですが、
「(車を)手放した人にしかわからない爽快さがある」
と、おっしゃっていましたが本当にその通りです。
めちゃくちゃお金貯まりますよ。
あと、こんな事もおっしゃっていたのですが、
「車に乗っているとついつい色んな所に寄り道をしてしまって浪費してしまう」
確かに私もバスや徒歩だと決められた時間で行動しないといけないし、
買い忘れがあってもいちいち引き返すのも面倒なので
お金を使わなくなるなあと思っていました。
ただ持っているだけでもお金を浪費してしまう車なのに
バスや電車や自転車や徒歩などのミニマルな生活と比べて
更に浪費の上塗りをしてしまうなんて恐ろしいですよね。
恐ろしいついでにもう一つお話をしますと、
金融業界の現場で働く者の生の意見として
車への依存度が高い地域の生活保護受給率の高さには
日々胸を締め付けられます。
秋田にもデパート(百貨店)の西武があるのですが、
ここで買い物をしているのはほとんど高齢者の方々です。
秋田ではおじいちゃんおばあちゃんたちの方が
お金を持っているとというのが常識なのですが、
これなんでかっていうと答えはシンプルで車に乗らなかったからです。
私の祖母は金運がいい人なのですが、
やはり車に乗りませんでした。
私の亡くなった父もなかなか金運が良かったのですが、
父は安い中古車しか買わない人でした。
乗るなら乗るなりの工夫が必要なんですね。
車はその昔誕生した時に、富裕層向けの道具として
デビューしました。
今は誰でも車に乗っていますが、金食い虫であることから
富裕層向けのアイテムであることは昔と何一つ変わっていません。
一億円とか二億円とか持っているお金持ちならば車に乗っても
大丈夫なのですが、貯金50万円しか持っていない庶民が
車に乗ったら困窮するのは目に見えています。
地方でも経済的に自立することはできますが、
思考停止してみんなと同じ様な生活をしている限りは絶対に無理でしょう。
世間の常識というものにはろくなものがなく、
秋田では車がないと生活できないんだ
という常識に秋田の人は呪われてしまっている感じがします。
自分軸を持ち、(こんな事言われているけど本当にそうかな?)
と常識をまず疑ってみることで経済的自立の入り口に立てるのかもしれません。
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