今の世の中は、空前のFIREブームで
これほど多くの人がお金と
蓄財について興味を持ったことは
今までなかったような気がします。
厚切りジェイソンさんの
「お金の増やし方」や
両@リベ大学長さんの
「お金の大学」を
手に取り、読んだ方は
多いのではないでしょうか?
私も購読済みです。
両学長の本の中に、
「20歳から70歳
まで車に乗り続けると、
4000万円費用がかかる」
と言われていることが
書いてあります。
車がお金を食べている
ラブリーなイラストと共に
書いてありますが、
よく考えたらこのイラスト
怖いですよね(笑)
私も数年前まで
車を所有していましたが、
超金食い虫でした(泣)
だけど、地方在住の皆さんから、
「そんなこと言われても
車がないと生活できないよー!」
という声が聞こえてきそうです。
ちなみに私は秋田県
秋田市に住んでいるのですが、
結論から言うと、
秋田市レベルなら車なし生活は
全然ありです。
秋田県に住んでいる人は、
口をそろえて
「バスの料金が高い」
と隙あらばバスの悪口を言いますが、
本当にそうなのでしょうか?
ちょっと検証してみたいと思います。
20歳から70歳までの
50年間車に乗り続けた
場合の合計額が
4000万円だとします。
20歳から70歳まで
バスに乗り続けた場合の
金額を計算してみましょう
ちょっと多めに見積もって
片道500円だとしましょう。
往復で1,000円。
通勤にこの往復1,000円を
利用するとして、
1000×20日=20,000円
プライベートに利用する額として
5,000円を追加すると
一か月に25,000円。
一年で25,000×12ヶ月で
300,000円。
50年間で、
30万×50=1500万円。
バスに乗り続けた場合の
合計額は
1500万円になりました。
そして、通勤の場合、
会社が全額負担してくれるので、
まるまる1500万円
かかるわけではなく、
かつ定期などもあるので
自己負担額は多く
見積もってもせいぜい
400万円くらい
ではないでしょうか?
車4000万円と
バス400万円
この時点で大分ざわざわ
してきそうですが、
もうちょっと踏み込んだ
計算をしてみたいと思います。
投資に関して少しでも
かじったことがある人でしたら、
複利という言葉を
ご存知かと思います。
元金に利息を組み入れるので、
利息にも利息がつき、
雪だるま式に増えていくあの複利です。
元本にしか利息のつかない単利より、
驚くべきスピードで
お金が増えていきます。
もし、一生涯車を所有せずに
バスに乗り続けた場合、
4,000万ー400万円=3,600万円
3,600円万円
お金が浮きますね。
3,600万円÷50年÷12ヶ月
一か月6万円。
これを年利5%の複利で運用
してみましょう。
6万×12ヶ月×50年間
すると、
1億3000万円
になります。
車のガソリン代も会社が
いくらか負担してくれますから、
これを丸々損している
わけではありませんが、
ガソリン代の場合、
バスと違って全額は
負担してもらえません。
それに負担してもらえるのは
ガソリン代だけで車両本体購入価格や、
車両保険、タイヤ代などの
諸々は自己負担です。
ざっくり大まかに計算すると、
車に乗って損をするのは
1億円ぐらいでしょうか
正確に言うと、
1億円の価値がある
4000万円を
どぶに捨てていることになります。
車1台でこのインパクトです。
一家で3台所有していたら
3億円!?
地方だと一人につき1台車を
所有している家庭も多く、
一家に4台ある家も
珍しくありません。
4台を3台に減らすだけで
だいぶ金銭的に楽になります。
それに、一般ドライバーは
だいぶ危険な運転をしていて
息を吐くように事故るので、
プロの運転士さんが安全に目的地まで
送り届けてくれるメリットを
考えるとバスって全然高くないんです。
思ったよりも長くなったので、
②に続きます。
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